2025年6月Googleコアアップデートの傾向は?最新情報と対策方法について
2025年6月30日午後11時30分頃(日本時間)、Googleはコアアップデートの展開を開始しました。前回のコアアップデートは2025年3月で、約3ヶ月ぶりのアップデートとなります。
本記事では、2025年6月コアアップデートの詳細情報と、SEO担当者が知っておくべき対策方法について解説します。
メディア運営者の声や弊社運営メディアの動向から見た結論からいうと、ロールアウト中の7月9日現在では大した影響はなさそうです。

大学卒業後、2016年より大手IT企業にてWebディレクターを務める。金融、医療、不動産関連のメディアを立ち上げたのち、2024年より株式会社WildCardの代表を務める。様々なジャンルのディレクション経験を活かし、Web制作やSEOマーケティング、メディア、AIに関する情報を分かりやすく発信。
2025年6月コアアップデートの概要
公式発表内容
GoogleはX(旧Twitter)およびLinkedInのGoogle Search Centralアカウントより、以下のように発表しました。
Today we released the June 2025 core update. We'll update our ranking release history page when the rollout is complete: https://t.co/bOclYyVtYH
— Google Search Central (@googlesearchc) June 30, 2025

今回のアップデートの特徴と注目点

1. AI生成コンテンツへの対策強化
2024年12月のアップデートから継続して、Googleは「SEO対策のためだけに作られたコンテンツを減らし、本当にユーザーの役に立つコンテンツを増やす」ことを目的としています。
生成AIの普及により、同じような内容のコンテンツが大量に作成される傾向が強まっています。今回のアップデートでも、AIによって量産された質の低いコンテンツが検索結果から除外される可能性が高いと考えられます。
2. AIによる概要(AI Overviews)の表示調整
前回3月のコアアップデート付近では、「AIによる概要(AI Overviews)」の表示率が拡大しました。弊社の担当アカウントでも、3月時点と現時点の比較で平均して2倍ほどAIOの表示が増加しているのを確認しています。
また、広告枠とSEO枠、AIO枠の表示順も入れ替わりが活発になった印象です。
3. インデックス除外の問題
5月下旬頃から「サイト内のページがインデックスから大幅に除外された」という報告が相次いでおり、特にDB型サイトでインデックス数の減少が確認されています。今回のコアアップデートでもこの傾向が続く可能性があります。
現時点での変動状況
初期段階の状況
アップデート開始から数日経過した現在、各種ランキングチェックツールでは大きな変動は確認されていません。しかし、コアアップデートの影響は開始から完全ロールアウト後に現れることが多いため、継続的なチェックが必要です。
注意すべき変動パターン
コアアップデートの展開期間中は、以下のような変動パターンが起こりがちです。
- アップデート前半で順位が上昇したが、後半で元に戻る
- 段階的な順位変動が複数回発生
- 最終的な影響は展開完了後に確定
6月コアアプデに対するredditの反応(海外)
引用:https://www.seroundtable.com/google-june-2025-core-update-39681.html
展開完了まではいつ?→最大3週間なので7月21日には完了する見込み
Googleのステータスダッシュボードによると、今回のコアアップデートは展開完了まで最大3週間程度かかる見込みです。通常のコアアプデは2週間程度でロールアウト完了することを踏まえると、普段よりも長期化しており、より大規模な調整が行われている可能性があります。
前回からのアプデはいつ?→2025年3月14日〜3月27日
前回のコアアップデートは2025年3月14日に開始し、3月27日に完了しました。今回は約3ヶ月ぶりのアップデートとなり、年3~4回実施される通常のペースに沿った形です。
次のアプデはいつ?→通例どおりなら秋頃と12月の2回
通例どおりなら年内にあと2回起こるので、次のアプデは秋と12月くらいでしょうか。
SEO担当者が取るべき対策
1. 冷静な分析と対応
アップデート期間中の心構え
- 順位の一時的な下落に動揺せず、完了まで様子を見る
- 変動の原因がコアアップデートによるものか、他の要因かを正確に判断する
- 急激な対策変更は避け、基本的なSEO施策を継続する

2. コンテンツ品質の見直し
ユーザー価値の最大化
- SEO対策だけを目的としたコンテンツの見直し
- ユーザーの課題やニーズに応える有益なコンテンツの作成
- 信頼性の高い情報提供と専門性の向上
AI生成コンテンツの適切な活用
- AI生成コンテンツを使用する場合は、必ず人間による編集と価値の付加
- オリジナリティと独自性の確保
- 量より質を重視したコンテンツ戦略

3. 技術面での対策
インデックス状況の確認
- Google Search Consoleでインデックス状況を定期的にチェック
- 重要なページが除外されていないか確認
- サイトマップの最適化と更新
パフォーマンス監視
- 検索順位の変動を複数のツールで監視
- オーガニックトラフィックの推移を詳細に分析
- コンバージョン率やユーザー行動の変化を確認

コアアップデートで大幅に下落してしまった場合は株式会社WildCardにご相談ください
現状、大きい影響は見られていないようですが大幅にサイトが下がってしまった場合や伸び悩んでいる場合、作ったページがインデックスされない場合は弊社にご相談ください。
1時間の面談、分析を無料で行っております。